『進撃の巨人 完結編 後編』ラストシーンなど一度見ただけでは気付けない、わかりにくいところを考察つきで解説します。ネタバレ要素を含んでいますので、まだ見ていない方は読まないことをお勧めします。
『進撃の巨人』は、諫山創によって創作された人気のダークファンタジー漫画です。2009年の連載開始以来、多くの読者を魅了し続けてきました。そして、2021年6月についに最終巻が発売され、物語は完結しました。
その後、2023年11月4日にはNHKでアニメ『進撃の巨人』の完結編後編が放送され、アニメ版もついに終わりを迎えました。本記事では、原作とアニメの違いに焦点を当て、『進撃の巨人』のラストシーンについて考察していきます。
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進撃の巨人の原作ラストシーンのネタバレ
『進撃の巨人』の原作最終巻では、物語は壮大なクライマックスへと向かっていきます。主人公のエレンや彼の仲間たちは、巨人との戦いに取り組みながら、壁の秘密や世界の真実に迫っていきます。
最終回「あの丘の木に向かって」では、物語は感動的なラストシーンで幕を閉じます。エレンとミカサが訪れる巨大な木の場面は、特に注目を集めました。このシーンは、物語の象徴的な瞬間であり、多くの読者に感動を与えました。
原作最終巻では、エレンの墓の場面も描かれています。墓石には「最愛のあなたここで永久に居眠りにつく」という文字が刻まれており、物語の悲劇的な結末を象徴しています。
ラストシーンでミカサのマフラーを引っ張った鳥は?
ラストシーンでミカサのマフラーを引っ張る鳥がいます。あの鳥の種類はカモメだと言われており『ポマリン・イェーガー』という種類だそうです。Pomarine jaeger(ポマリン・イェーガー)
エレンの名前はトウゾクカモメが由来。進撃の巨人に『鳥』はとても関係しており、エレンたちの住む街は『鳥籠』をイメージさせ自分達はカゴの中の鳥のように感じていたことでしょう。
ミカサの薬指に指輪が
マフラーからも亡くなったミカサだと想像できますが、よく目を凝らしてみると花の茎の間に指輪が見えます。左手の薬指であることから、ミカサはエレンのしご、誰かと結婚していたことがわかります。相手はジャンだと言われています。
エレンの墓の文字
エレンの墓に書いてある文字を逆さまにするとカタカナで
『サイアイノ アナタ ココデトワノ イネムリニツク』
と書かれている。
なぜ居眠りかというと、この場所でよくエレンは居眠りをしていた。
また、墓石の文字が逆さに書かれていることも注目されました。これはエレンの物語が逆転することを意味しており、物語の展開に深い影響を与えています。
ミカサの頭痛の謎
作中序盤から謎の頭痛に頭を抱えるミカサの印象が残っている人も多いと思います。『進撃の巨人 完結編 後編』でその謎は解明されました。それはユミルが頭の中を覗いていたためミカサに頭痛が起こっていたようです。
巨人継承者の寿命制限は無くなった
巨人の能力を継承した者には13年という寿命制限がありますがジャンのセリフで寿命制限が無kなったことがわかります。
『お前の寿命が延びて残念だよライナー』
こういった皮肉たっぷりのセリフがジャンのかっこいいところでもありますね。
エンディングでエレンの墓に来た夫婦は?
アニメ版『進撃の巨人』完結編後編では、墓参りの場面でジャンが登場します。ジャンとミカサの関係は、原作やアニメの中で明確に描かれていませんが、墓参りの場面からは二人の絆が感じられます。
墓参りの場面では、ジャンが墓に白薔薇の花を手向け、指輪が描かれた棺に触れるシーンが印象的です。この指輪には深い意味が込められており、ミカサとジャンの関係性や未来への希望を象徴しています。
エレンはミカサに十年はひきづっていてほしいとアルミンに打ち明けていますが、ヒストリアの手紙やエンディングの時間の流れから約10年後だと思われますので、エレンの気持ちは成就したと考えます。
アニメ版のラストシーン:原作との違い
アニメ版の『進撃の巨人』完結編後編では、原作とは異なるラストシーンが描かれました。諫山創先生自らがラストのネームを変えたことが明かされ、注目を集めました。
特に注目されたのは、エレンとミカサが訪れる木の場面です。原作ではエレンとミカサのシーンでしたが、アニメ版では少年と犬が登場し、戦争が起こる中での希望を象徴しています。
また、アニメ版では墓参りの場面も描かれました。ミカサとジャンがエレンの墓を訪れ、子供までいる後ろ姿が描かれています。このシーンは、エレンへの思いと絆を感じさせるものであり、多くの視聴者に感動を与えました。
オカピの巨人とは?
『進撃の巨人』完結編後編では、オカピの巨人が登場します。オカピの巨人は、謎の巨人であり、その正体や能力については物語の中で明かされていません。
オカピの巨人は、豚や馬のような特徴を持つ巨人であり、獣の巨人とも関連があると考えられています。その正体や役割は謎に包まれており、物語の展開に重要な役割を果たしています。
ファルコの顎の巨人と鳥の伏線
『進撃の巨人』に登場するファルコ・グライスは、顎の巨人の力を継承します。彼の見た目は、前任者とは全く異なる鳥のような姿をしており、ファルコの能力や役割については物語の中で明かされていきます。
ファルコの能力や姿は、物語の伏線として描かれており、物語の後半で重要な役割を果たします。彼の存在は、物語の展開に新たな可能性をもたらし、読者や視聴者を驚かせました。
クサヴァーの羊と獣の巨人の干支
『進撃の巨人』137話では、クサヴァーの羊である獣の巨人の姿が確認されました。この場面から、獣の巨人が干支であることが判明しました。
この伏線は、物語の中で徐々に明かされていきます。クサヴァーの羊や獣の巨人の干支という要素は、物語の奥深さと複雑さを表現するために使われており、読者や視聴者に深い印象を与えました。
まとめ
『進撃の巨人』のラストシーンは、原作とアニメ版で異なる展開が描かれました。原作ではミカサや墓石の場面が印象的であり、物語の結末を象徴しています。一方、アニメ版では少年と犬が登場し、新たな希望を表現しています。
また、ジャンやファルコ、クサヴァーの羊など、物語の中で登場するキャラクターや要素も注目を集めました。これらの要素は、物語の奥深さと複雑さを表現するために使われており、読者や視聴者に深い印象を与えました。
『進撃の巨人』は、その壮大なストーリーとキャラクターたちの成長が多くの人々に愛される作品となりました。物語の終わりには様々な感情が交錯しましたが、長い旅路を共にした読者や視聴者にとって、これからも『進撃の巨人』の世界は忘れられないものとなるでしょう。