大ヒットを記録した映画『流浪の月』。 主演を務める広瀬すずさんと松坂桃李さんの演技が圧巻で、多くの観客を魅了しました。しかし、この作品は実話を基にしているのでしょうか? 気になる真相を調査しました!
もくじ
【流浪の月】作品の紹介
項目 | 内容 |
---|---|
映画 | 「流浪の月」 |
原作 | 凪良ゆう |
監督 | 李相日 |
主演 | 広瀬すず、松坂桃李 |
公開日 | 2022年5月13日 |
あらすじ
主人公は、10歳の時に誘拐事件の被害者となった家内更紗(広瀬すず)と、その事件の“加害者”とされた大学生・佐伯文(松坂桃李)です。15年後に再会した二人は、社会から“被害者”と“加害者”という烙印を押されながらも、互いに惹かれ合い、逃避行を続けます。
【流浪の月】って実話?実際にあった事件とは?
原作者の凪良ゆうさんは、この作品を特定の事件をモデルにして書いたわけではないと明言しています。
ですが以下、「流浪の月」と類似する現実の誘拐事件を3つ紹介します。
2004年 千葉県誘拐事件
- 被害者:10歳女児
- 加害者:48歳男
- 概要:家庭環境に問題を抱えていた被害者が、加害者に連れ出され約1週間、千葉県から沖縄まで移動。その後、誘拐事件として発覚。
- 特記事項:
- 被害者は事件後も加害者への好意を示していた。
- 家庭環境が悪かった被害者にとって、加害者の方が居心地が良かった可能性がある。
2015年 大阪府誘拐事件
- 被害者:16歳女子高生
- 加害者:27歳会社員
- 概要:加害者と被害者は交際関係にあった。ある日、悩みを抱えていた被害者は加害者の自宅に身を隠す。しかし、被害者家族が捜索依頼を行い、加害者は未成年誘拐で逮捕される。
- 特記事項:
- 両者真剣な交際関係にあったが、年齢差により加害者側が罪に問われる。
- 被害者の意思とは関係なく、法的な問題となる。
2018年 愛知県誘拐事件
- 被害者:16歳男子高校生
- 加害者:26歳女性
- 概要:加害者と被害者は交際関係にあった。ある日、加害者は被害者を自宅に1日匿う。被害者家族が捜索依頼を行い、加害者は未成年誘拐で逮捕される。
- 特記事項:
- 成人女性が未成年男性を連れ出した点が、「流浪の月」と類似。
- 交際関係にあったとしても、未成年者との連れ出しは違法行為となる。
これらの事件は、「流浪の月」のように、必ずしも悪意のある誘拐事件とは限りません。むしろ、被害者自身が家庭環境や人間関係に問題を抱え、加害者に救いを求めたケースも多く存在します。
しかし、法律的には未成年者との連れ出しは違法行為であり、たとえ双方合意であっても逮捕される可能性があります。
「流浪の月」は、フィクション作品でありながら、現実社会の闇の部分をも描き出した作品と言えるでしょう。誘拐事件は決して許されるべきではありませんが、このような事件が起きる背景には様々な事情があるんですね。
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