『シャッターアイランド』ネタバレと考察、最後の意味とは?視聴先も紹介

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精神病院を舞台に、真犯人探しと自身の過去に苦悩する保安官の物語です。ネタバレ考察と視聴方法も一緒に解説していきます。

もくじ

『シャッターアイランド』とは?

作品の紹介

この映画は、デニス・ルヘインの2003年の小説「シャッターアイランド」を原作としています。2010年に公開されたアメリカのミステリー・スリラー映画です。マーティン・スコセッシが監督を務め、レオナルド・ディカプリオらが出演しています。

項目内容
原 作デニス・ルヘインの小説「シャッターアイランド」
監 督マーティン・スコセッシ
ジャンルミステリー、スリラー
公 開 年2010年
『シャッターアイランド』概要

キャスト(登場人物)

『シャッターアイランド』の主なキャストはこちらです。

役名役柄俳優
テディ・ダニエルズ連邦保安官レオナルド・ディカプリオ
チャック・オールテディの同僚マーク・ラファロ
ジョン・コーリー医師病院の医師ベン・キングズレー
ドロレス・シャナルテディの亡き妻ミシェル・ウィリアムズ
『シャッターアイランド』キャスト

『シャッターアイランド』あらすじ

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あらすじ

連邦保安官のテディ・ダニエルズとチャック・オールは、ボストン沖にあるシャッターアイランドという孤島にあるアッシュクリフ精神病院を訪れます。この病院には、危険な犯罪者たちが収容されています。

ある日、レイチェル・ソランドという女性患者が病院から姿を消します。テディとチャックは、レイチェルを探すために病院を調査しますが、病院の職員たちは何かを隠しているようでした。

テディは、妻の死の真相を探るためにシャッターアイランドを訪れていました。妻は、ナチスの実験の犠牲者になったと信じていました。テディは、病院の中に妻を殺した人物がいるのではないかと疑っていました。

テディとチャックは、病院を調査していく過程で、様々な謎が明らかになっていきます。病院の職員たちは、何かを隠しているようでした。そして、島には恐ろしい秘密が隠されていました。

『シャッターアイランド』は実話なの?

映画『シャッターアイランド』は、実話に基づいた作品ではありません。しかし、一部のシーンには史実が描写されています。

ダッハウの虐殺
例えば、主人公テディが米軍のユダヤ人強制収容所の解放部隊に参加し、ドイツ兵捕虜の射殺を目撃するシーンは、史実である「ダッハウの虐殺」を基にしています。
現実と妄想
テディは、現実と妄想を区別できないキャラクターとして描かれています。そのため、あえてこのような実話が作品に織り交ぜられていると考えられます。
実話とフィクションの境界線
映画は、実話とフィクションの境界線を曖昧にすることで、観客に真実とは何かについて考えさせる効果を狙っているのかもしれません。

『シャッターアイランド』ネタバレ考察

シャッターアイランドには、複数の目的が設定されています。
これらの目的は、物語に深みを与え、観客に様々な問いかけを投げかけます。

『4の法則67は誰?』の意味は?

映画に出てくる謎のメモ「4の法則 67は誰?」の意味は、以下の通りです。

4の法則
・テディ (Edward Daniels)
・アンドリュー (Andrew Laeddis)
・レイチェル (Rachel Solando)
・ドロレス (Dolores Chanal)
これらの名前を並び替えれば、それぞれアナグラムになります。

67番目の患者
・病院に収容されている患者は、A棟、B棟、C棟合わせて66人
・67番目の患者は、テディ自身 (アンドリュー)
メモはテディ自身が書いたものであり、彼は自分が67番目の患者であることを暗示していたのです。

メモの目的
・テディが自分の正体と病院の秘密に気づいたことを示す
・誰かに助けを求めるメッセージなのか

考察
・テディは狂気に飲み込まれてしまったのか?
・真実とは何か?
・政府の陰謀

アナグラムの意味・・・
言葉や単語の文字を並び替えることによって、別の意味を持つ言葉や単語を作る言葉遊びのこと。
回文が上から読んでも下から読んでも同じ文句になるけど、アナグラムは順番を入れ替えるのが特徴。

放火犯のアンドリュー・レディス実在しない

・テディの妻を殺した放火魔として知られるアンドリュー・レディスは実在しないです。

・テディ自身が「アンドリュー・レディス」という名前の追っている人物であり、自らの記憶やアイデンティティに関する混乱を抱えています。

・妻のドロレスは、実際にはテディ自身によって殺害されたことが物語の中で明らかにされています。

・物語は、テディが自らの過去や精神状態に関する記憶や認識の歪みを克服し、真相に迫っていく過程を描いています。

・シーアン医師がテディの妄想に合わせて「黒幕は政府で、テディはハメられた」と告げる場面があり、医師の発言が物語の展開において謎めいています。

チャックの正体 シーアン医師の伏線3つ

チャックの正体は、2年間レディスの主治医だったシーアン医師でした。実は、彼の正体に気づく伏線が3つあります。

銃を預かるシーン
チャックは銃を外すのに手間取り、結局ガンホルダーごと警備副隊長のマクフィアソンに手渡します。これは、彼が刑事ではないので、銃の扱いに慣れていないためです。
職員への事情聴取の時
レイチェルの昨夜の行動について職員たちに聞いている際、テディがグループ治療についてたずねた時、看護師が
看護師「シーアン先生が進行役でした」
と、テディの右手にいるシーアン医師を無意識に見ています。これは、チャックとシーアン医師が同一人物であることを示唆しています。
手の傷跡
チャックは左手首に傷跡がありますが、これはシーアン医師が過去に負った傷と同じものです。

これらの伏線から、チャックの正体はシーアン医師であることが分かります

表向きと裏向きの比較

目的表向き裏向き詳細
収容施設としての目的精神を病んだ犯罪者の隔離・治療真実の隠蔽精神異常を装った犯罪者や、島の秘密を知る者を隔離し、真実が外部に漏れないようにする
テディの目的行方不明患者の捜索妻殺害犯への復讐真実を追求することで、復讐の機会を得る
捜査公式な捜査真実の探求公式な捜査とは別に、テディは独自に調査を進める
島の運営精神医学に基づいた治療権力者の利益保護患者を治療するふりをして、実験や人体改造を行う
失踪事件表向きは患者が失踪患者による脱走患者は島から脱出し、真実を暴露しようとする

最後のセリフの意味

ラストシーンでテディが口にした「モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか」のセリフは、2つの解釈が可能です。

字義通りの解釈
・モンスターとして生きる:正気を失い、暴力を振るう「モンスター」として生き続けること。
・善人として死ぬ:ロボトミー手術を受け、自我を消去し、善良な人間として死んでいくこと。

この解釈では、テディは正気を取り戻したものの、妻が子供たちを殺したという現実を受け止められず、再び狂気に陥ることを恐れています。

皮肉としての解釈
・モンスターとして生きる:真実を追求し、権力に立ち向かう者として生きること。
・善人として死ぬ:真実を隠蔽し、権力に屈服する者として生きること。

この解釈では、テディは正気を取り戻した上で、アッシュクリフ島の真実を暴こうとする「モンスター」として生きることを選択します。一方、「善人として死ぬ」とは、真実から目を背け、権力に従順な存在として生きることの皮肉を込めた表現となります。

テディの真意
どちらの解釈が正しいのかは、明確に示されていません。
しかし、テディが妻の死を受け止められず、苦悩している様子を見ると、字義通りの解釈の方が妥当と言えるでしょう。

映画のラスト
テディはロボトミー手術を受けることを選択しますが、その表情にはどこか悟りを開いたような安堵感も漂っています。
これは、テディが真実と向き合い、苦しみながらも自分なりの答えを見つけたことを表していると言えるでしょう。

『シャッターアイランド』が見れる動画配信サービス

現在、お試し期間で見ることができる動画配信サービスが以下の通りです。配信内容やお試し期間の内容は変更する場合があるため、それぞれのサービス公式サイトにて確認してください。無料期間のある動画配信サービスは以下にまとめてあります。

『シャッターアイランド』が無料で見れるVODサービス

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