映画『タイタニック』の様々な小ネタやトリビアを集めてまとめました。映画が公開されて十数年経つけど意外に知らなかったことが多いです。今回は知りたくなかった知らなければよかった情報まで載せております。
この記事では
- 船長はロバートデニーロだったかも知れなかった
- ロマンティックなあのシーンから撮影
- ローズの肖像画を描いたのはジャックではない
- 肖像画はオークションへ出品され180万以上で落札された
- 中国では3Dヌードシーンがカットされた
- ローズの胸は本物?偽物?
- 実在した楽団の指揮者
- 主題歌に監督は否定的だった
- 沈没シーンの撮影小ネタ
- あの老夫婦は実在していた
- 生還した一人の日本人
- 車中ラブシーンの裏話
- 87歳という年齢でアカデミー助演女優賞に・・
- ポメラニアンに込められた意味
についてご紹介してます。
船長はロバートデニーロだったかも知れなかった
実際には、映画『タイタニック』において、スミス船長役のオファーは当初、名優ロバート・デ・ニーロに対してされていました。しかし、デ・ニーロは健康上の理由を理由に、この役のオファーを辞退したと言われています。代わりに、スミス船長役はジョナサン・ハイドが演じることになりました。
このようなキャスティングの舞台裏は、映画制作において一般的な出来事であり、役柄や俳優の都合、予定などが複雑に絡み合い、最終的なキャストが形成される過程でさまざまな変遷があることがよくあります。
ロマンティックなあのシーンから撮影
ケイト・ウィンスレットとレオナルド・ディカプリオが最初に一緒に撮影したシーンは、ジャックがローズのヌード姿の肖像画を描く場面でした。このシーンでレオナルド・ディカプリオが戸惑っているように見えたのは、実際には演技ではなく、本当に戸惑っていた可能性があります。
当時、ディカプリオは若手俳優であり、特にこうした繊細なシーンが新鮮だったことや、二人の初めての共演だったことが、その戸惑いを引き立てたと考えられています。この瞬間が彼らの協力と信頼の始まりとなり、後に「タイタニック」は彼らのキャリアに大きな成功をもたらしました。
ローズの肖像画を描いたのはジャックではない
映画タイタニックでローズの肖像画を描いたのは、ジャック・ドーソン役のレオナルド・ディカプリオではなく、ジェームズ・キャメロン監督です。
劇中でジャックが裸のローズを描いているシーンは、レオナルド・ディカプリオ本人の手ではなく、ジェームズ・キャメロン監督が描いたものを使用しています。
これは、レオナルド・ディカプリオが絵が得意ではなかったため、よりリアルな絵を描くために監督自身が描いたという説が有力です。
また、このシーンは、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの初共演シーンであり、緊張していたレオナルド・ディカプリオは「ベッドに…いや、カウチに横になって」とセリフを間違えてしまうというハプニングもありました。
しかし、このハプニングはそのまま採用され、ジャックの緊張感と戸惑いをよりリアルに表現することに繋がりました。
肖像画はオークションへ出品され180万以上で落札された
最後に確認された入札額は約180万円でしたが、最終的な落札額は公表されていないため、それ以上の金額で落札された可能性も十分にあります。
具体的な落札額は不明ですが、少なくとも約180万円の価値があったことは間違いありません。
以下、その遺物に関する情報と、タイタニック号の遺物に関するその他の興味深い事実をご紹介します。
中国では3Dヌードシーンがカットされた
『タイタニック3D』の中国公開において、中国政府がケイト・ウィンスレットのヌードシーンをカットしたとの報道がありました。その理由は、映画館で観客がケイトの胸に触ろうとする騒ぎが起こるのではないかという懸念があるためだとされています。このような配慮は、映画が3Dでより臨場感を持ち、観客が映像に身を投じやすいという状況において、適切な規制や配慮が求められる一例と言えるでしょう。
ローズの胸は本物?偽物?
『タイタニック』の製作過程において、ケイト・ウィンスレットがフルヌードで撮影したという情報は確認されていません。一般的に、ハリウッドではプロのヌードボディモデルが使用されることがありますが、映画によっては俳優自身がシーンに臨むこともあります。ただし、ケイト・ウィンスレットがヌードで撮影したとの特定の情報は存在しません。
映画製作において、俳優や女優がヌードシーンに臨むかどうかは役柄や監督との合意、俳優自身の意向などに依存するため、各作品ごとに異なるケースがあります。
実在した楽団の指揮者
ウォレス・ハートリーは、タイタニックの楽団の指揮者であり、同時にヴァイオリニストでもありました。彼はタイタニックが沈没する際、楽団員と共に乗客のパニックを鎮めるために演奏することで知られています。
映画では、船が沈んでいく中で彼が賛美歌を演奏し続けるシーンが感動的です。船の沈没と共に、彼の演奏が心に深い印象を残します。
彼のヴァイオリンは、かつて婚約者から贈られたものであり、遺体が回収された際には、彼の体にヴァイオリンが縛りつけられた状態で見つかったと伝えられています。
主題歌に監督は否定的だった
最初、映画「タイタニック」の監督であるジェームズ・キャメロンは、映画に完全なボーカルの主題歌を作成することに反対していました。セリーヌ・ディオンも高い音域で歌う難しさなどから消極的でした。しかし、この懸念から生まれた名曲と素晴らしい歌声が、映画の感動を一層際立たせることとなりました。
沈没シーンの撮影小ネタ
映画タイタニックのクライマックスである沈没シーンは、映画史に残る名シーンと言えるでしょう。
船体後部の長さ約18メートルのセットを利用して撮影されたこのシーンは、タイタニック号のスケール感を忠実に再現し、観客を圧倒します。
俳優たちは実際に水につかって演技しており、そのリアルさが感動的なシーンを生み出しました。
ケイト・ウィンスレットは、水中での撮影シーンで衣装の下にウェットスーツを着るように言われたものの拒否。その結果、低体温症になり、肺炎になってしまったのだそうです。映画では、ケイトの顔色がみるみる青白くなっていく様子が見て取れます。
一方、レオナルド・ディカプリオは冷たい水がどうしても我慢できず、何度も温水にするように求めたとか。船内への浸水場面では、あまりの水の冷たさに、ディカプリオは何度も「shit!」と言っています。
あのセリフは、そもそもシナリオにはなく、レオの心の底からの声だったんです。
あの老夫婦は実在していた
監督のジェームズ・キャメロンによると、老夫婦は実在の人物で、イジドー・ストラウスとアイダ・ストラウスという名前だったそうです。イジドーは当時67歳、アイダは63歳で、イジドーは米百貨店メイシーズの経営者でした。
映画では、夫婦が最後までお互いを愛し続け、共に死を受け入れる姿が描かれています。部屋が浸水し始めると、イジドーはアイダの手をしっかりと握り、頬に優しくキスをします。その愛と覚悟に、多くの観客が涙を流しました。
映画はフィクションではありますが、この夫婦の物語は、真実の愛の力と、どんな困難にも打ち勝つ人間の精神を私たちに示しています。
映画を見た多くの人が、この夫婦の愛の物語に心を打たれ、人生について深く考えさせられたことでしょう。
生還した一人の日本人
タイタニック号沈没事故は、歴史上最も有名な海難事故の一つであり、多くの人々の命が失われた悲劇的な出来事でした。その中で、唯一の日本人乗客として生還を果たした細野正文氏の存在は、特筆すべきものです。
鉄道院副参事として海外視察を終え、帰国の途に就いていた細野氏は、当時話題だったタイタニック号の初航海に乗船していました。二等船室に滞在していた彼は、事故発生時に救命ボート10号に乗り込み、生還を果たしました。しかし、その後、「13号ボートに乗員を押しのけて乗ってきた乗客」という誤報が流され、日本でも批判を浴びることになりました。
しかし、後に調査の結果、細野氏が乗ったのは10号ボートであり、誤報であったことが判明しました。彼は、偶然の幸運と冷静な判断によって、命拾いを果たしたのです。
細野正文氏は、その後も鉄道官僚として活躍し、退官後は郷里で静かに暮らしました。そして、彼の孫こそ、YMOのメンバーとして活躍した細野晴臣氏なのです。
タイタニック号沈没事故は、多くの人々に悲しみと教訓を与えました。細野正文氏の生還劇は、奇跡と同時に、人間の勇敢さと冷静さを象徴するエピソードとして、語り継がれていくことでしょう。
車中ラブシーンの裏話
タイタニックの車内でのラブシーンは、まさに映画史に残る名シーンと言えるでしょう。熱気で曇った窓ガラスにローズの手形が映し出されるシーンは、言葉で表現することなく二人の情熱を表現した、非常に効果的な演出だったと思います。
しかし、驚くべきことに、このシーンは当初の脚本には存在しなかったというのです。なんと、ケイト・ウィンスレットがその場で思いついたアドリブだったというのです!
窓についた水滴は、なんとエヴィアンのスプレーで吹き付けたものだったというエピソードも面白いですね。偶然が生んだ奇跡的なシーンと言えるでしょう。
また、ジャックがローズのヌードデッサンを描くシーンも印象的です。このシーンをよりリアルで初々しい雰囲気にするために、キャメロン監督はジャックとローズの「初共演」のシーンにしたそうです。
案の定、レオナルド・ディカプリオは緊張してしまい、「ベッドに…いや、カウチに横になって」と、ベッドとカウチを言い間違えてしまいました。しかし、監督はそのまま採用したというのです。
ジャックの緊張と戸惑いは、演技ではなく本物だったのですね。このような偶然やアドリブが生んだシーンが、映画をより魅力的なものにするのだと思います。
87歳という年齢でアカデミー助演女優賞にノミネート
タイタニックで老ローズを演じたグロリア・スチュアートさんは、まさに映画史に名を残す女優と言えるでしょう。87歳という年齢でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、最高齢ノミネート記録を樹立したのは、彼女の演技力の高さを証明するものです。
その後、クリストファー・プラマー氏が88歳で同賞にノミネートされるまで、19年間もその記録を保持していたことは、彼女の偉業を物語っています。
2010年に100歳で亡くなりましたが、若い頃はブロンド美女として人気を博し、画家としても活躍するなど、多才な女性だったことも特筆すべき点です。
彼女の演技と才能は、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。
ポメラニアンに込められた意味
映画「タイタニック」の序盤で老ローズが抱いているポメラニアンは、ただのペットではありません。実は、このシーンには、ジェームズ・キャメロン監督の深いメッセージが込められているのです。
1. 史実に基づいた犬の登場
1912年に実際に起きたタイタニック号の沈没事故では、3匹の犬が奇跡的に生き残りました。そのうち2匹がポメラニアンだったことから、映画では意図的にポメラニアンが描かれているのです。残り一匹はペキニーズ。
2. 生き残った犬たちの象徴
映画に登場するポメラニアンは、沈没という悲劇を乗り越えた生命の強さ、そして希望の象徴として描かれています。
3. 監督のメッセージ
キャメロン監督は、このシーンを通して、沈没事故で犠牲になった人々への哀悼の意を表すと同時に、生き残った犬たちの勇敢さを称え、希望の大切さを伝えているのです。
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